後ろで報道情報番組が放送されている。
ー教育委員会について。
先日、ちょっと衝撃的なことがあった。
夕飯時にある家族に家にお邪魔していた。
食卓のとなりの部屋で小学校三年生の女の子が弟とお人形でオママゴトをして遊んでいた。
「この子(人形)はいじめられちゃったぁ。もう自殺するしかない」
女の子はそうはなしているのだ。悪びれることもなく、悲しむでもなく、淡々と遊びの延長のセリフで。
えっ、とおもった。
小学校三年生の子がすでに「いじめ」や「自殺」といった話題、
というか問題を知っているのだ。
しかも、その本質はまだわかっていないだろうけど、
普通に遊びのなかで語られていることにビックリする。
(子どもというのは恐ろしいほど素直だ)
もうひとつは、この家には超小型のテレビしかなく、
ふだん子どもにテレビを見せないことをモットーにしている、
ある意味、厳格な家庭でもある。
つまり、これらの話題を子どもは外、
つまり学校で覚えてくる。
生徒同士が語っているのか、あるいは先生も関与しているのかはわからない。
正直、ぼく自身この問題についてどう理解していいのか、
うまくまとまっていない。
でも、いじめが起きる現場、環境も不幸だが、
そうでない場所で子どもがいじめと自殺を
イコールで結んで理解してしまっていることも不幸なことだとおもう。